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週刊ゴルフダイジェスト 3/14増刊号掲載

2023.03.01お知らせ

日頃より、ザ・クラシックゴルフ俱楽部をご愛顧くださり、誠にありがとうございます。

会員の皆様へ、弊倶楽部のメディア実績をご案内申し上げます。

●雑誌名:週刊ゴルフダイジェスト 3/14増刊号 

●ページ:134ページ「世界の潮流 リンクステイスト改造コースが九州に出現か?」

提供:週刊ゴルフダイジェスト

【記事本文】

今、世界のゴルフ場の改造・改修はリンクス・テーストの原状回帰(レストア)がトレンドとなっているが、日本でもそれに手をあげたゴルフ場がある。

 九州・福岡県にあるザ・クラシックGCがそれだ。同GCは1990年に開場。原設計は名匠・上田治に師事し、茨城GCなどを手がけた鈴木正一。

 同GCは1995年、日本女子プロを皮切りに、2017年、日本シニアオープン、20年に日本女子オープンなど、3度のメジャー競技を開催してきた。それならば、ゴルフコースとしてはメジャーの試練に耐えたとして、“上がり”となるところだろうが・・・。

 同GC経営母体の代表取締役社長、谷水利行氏は改造を決意した経緯を――。「スコットランドのリンクス巡りをするうちに、原点を知らずに、ウチはガラパゴス化していると思うようになりました。もう一度ナショナルフラッグシップの試合をするには、大改造するしかないなと・・・」

 同GCは27ホールあるが、まず9ホールを今年の10月に完成させ、さらに9ホールずつ、3年をかけて改造に取り組むという。

 その改造の指揮をとるのはスコットランド出身のベンジャミン・ウォレンだ。生家はあのノースベリックGCのそばにあり、そこでの“草ゴルフ”で育った。同GCは世界で最もコピーされている15番のパー3、レダンが有名だ。彼はトム・ドークや、リオ五輪ではギル・ハンス(東京GC改修)のもとでシェイパー助手として腕をふるってきた。日本では狭山GC、我孫子GCの改修に携わっている。

 クライアントである谷水氏の注文は1つ。「年間6万人の入場者が楽しんで進行できるコースを。あとは全部、彼にまかせます」

 チームを組むのは以前、プロジェクトで一緒になり意気投合した2人。

 現在、急ピッチで進む造成現場のウォレンを訪ねた。2グリーンから1グリーンへ。ルーティングを変更し、戦略性を説明する内容に説得性があった。1番パインハースト、5番サニングデール、7番レダン・・・、メモラビリティー(記憶度)に富む9ホールがイメージできた。

 同行した武居振一氏は、リンクスを中心に世界のゴルフ場を350コース以上回った“目利き”。R&A会員でもある。「シェイパーとして世界の現場を見てきた応用力があります。2グリーンの消し方が絶妙。無駄のない動線、趣としては山のリンクスと呼べるのでは。日本オープン開催、問題ないと思います。」

 完成が楽しみだ。